Interview

お客様インタビュー

お客様インタビューvol.35
「京セラ株式会社:新規事業創出プログラム支援 ワンチームでアイデア応募参加者に寄り添う」

京セラ株式会社
経営企画室 戦略企画本部 イノベーション推進部 Sプロジェクト部責任者 福住 隆さん(右端)
経営企画室 戦略企画本部 イノベーション推進部 Sプロジェクト部 SP推進課 今西 美弥さん(右から2人目)
株式会社bridge
代表取締役 大長 伸行さん(左から3人目)
株式会社ソフィア
小林 裕大(左から2人目)
力石 育生(左端)

インタビュー実施日:2026年2月25日

京セラ株式会社では新規事業アイデアを募集する取り組み「スタートアッププログラム」を2024年にリニューアルしました。数々の検討や挑戦を経て、2025年12月には社内での最終審査が行われ通過者が選ばれました。今回は2年に及ぶ支援を振り返りながら、プログラムで得られたもの、今後の意気込みなどを語っていただきました。

プログラムをやり切った安堵感

リニューアル後の「スタートアッププログラム」はついに社長答申を終え、通過者の皆さんが事業化に向けて取り組み始めるフェーズまで来ました。お二方の率直な思いをお聞かせください。

福住さん
第一にソフィアとbridgeの大長さんには感謝しています。約半年かけて準備を行い、プログラムがスタートしてからは2年間にわたって実施しました。目指していたことがようやく形になってよかったです。とはいっても、社長答申を終えた通過者が事業化に向けて進んでいく今、改めてより通過者が活動しやすい様に、プログラムをアップデートしていく必要があります。

今西さん
ホッとしているのが率直な思いです。私は過去のスタートアッププログラムでは参加者でした。今回からは運営に携わることになり、てんやわんやすることもありましたが、ソフィアの皆さんをはじめ、参加者の皆さんにも支えていただきました。社長答申では2チームが選出されました。今後は、通過したチームのサポート含め、次に向けて動いていこうと思っています。

プログラムを進める中で苦労したことはありましたか。

今西さん
プログラム自体はスタート前に設計していたのですが、社内の状況や参加者の状態を考えながらより良いプログラムにするために、プログラムを進める中でも軌道修正などを行いました。
参加者の皆さんには一度伝えたことを変更しなければならず、葛藤などがありましたが、事務局として良いプログラムにするためにどうすべきか悩みながら進めました。

福住さん
走りながら変えていくことに違和感はなかったものの、軌道修正に対して、ソフィアや大長さんが全面的にサポートしてくれることに、心から感謝しておりました。

一人ひとりの挑戦に寄り添う運営を目指して

スタートアッププログラムのリニューアル前後を振り返ってみていかがですか。

福住さん
スタートアッププログラムが始まった2019年の当初は部門や職層を問わず挑戦できる一斉応募プログラムがあり、私は非常に魅力を感じていました。そこで現在の部署への異動を希望し、プログラムに関わることになりましたが、2021年のリニューアルに伴って一斉応募の制度がなくなってしまっていたんです。
今回はそれを巻き戻してアップデートをかけて、リニューアルを行いました。振り返ってみると、ようやく異動動機であったことを3年越しにきっちりやることができたと感じています。

お客様インタビューvol.24「京セラ株式会社:新規事業応募プロジェクト支援 イベントからコンテンツ運用まで多面的に伴走」

今西さん
過去のプログラム参加者として、新規事業にかける参加者の想いや熱意はとても大切だと感じています。今回運営側として大切にしたのは参加者の熱意を絶やさないプログラムにしていくことでした。真摯に向き合っている参加者の皆さんを尊敬しながら、サポートに努めました。
福住さん
昔も今も、京セラが新しいものを生み出すときは、誰かが手を挙げれば誰かが手を差し伸べてくれる、そんな協力関係から始まっていることが多いと思います。ただ、組織が大きくなる中で、さまざまなルールや仕組みが明確化されたことで、そうした動きが少し見えにくくなっている面もあるかもしれません。「スタートアッププログラム」を通じて、手を挙げればこんなにも多くの人が助けてくれるんだと実感してもらえたとしたら、それは大きな経験だったと思います。こうした挑戦の芽が文化として根づいていけばいいですね。

支援を振り返ってみて、どういった点を意識していましたか

小林
ご支援では、お二方が実現したいことを形にしていけるように意識していました。このプログラムは社内文化を醸成していく取り組みなので、プログラムに関わっているすべての京セラ社員の方に伝わる情報を届けていきたいと考えながらサポートに当たりました。

力石
スタートアッププログラム事務局がやりたいことと事前に設計した内容を尊重して進めつつも、状況に応じて臨機応変に対応する姿勢を心がけていました。
ほかには、コンテンツ記事を制作する際に、参加していない人に現場の熱意をどう伝えていくかは強く意識しました。

ソフィアでは2年間ご支援を続けてきました。長い付き合いだからこそ感じる他社との違いを教えてください。

福住さん
私たちの思いをしっかり受け取ってフィッティングをかけてくれるイメージが強いです。とても丁寧にフォローアップしてくださいます。新規事業関連の支援は既に型ができているので、パッケージに落とし込むような流れになるかと思いますが、ソフィアはそういった部分は出さず、何をしたいのかをヒアリングし続けてくださるので信頼しています。
たまたま会社が違うだけで、スタートアッププログラムとしてはほぼワンチームですし、今はお互いに遠慮なく対話ができてストレートな関係が構築できていると思います。
今西さん
私は25年の4月からご一緒していますが、京セラの風土に合わせた運営にご理解いただいた上で柔軟に対応いただいていると感じます。

社外からのサポートによって起こる化学反応はありましたか。

福住さん
同じ内容であっても、社員より社外の大長さんやソフィアの皆さんに話してもらったほうが、参加者も受け取りやすいというのはあると思います。
研修講師というと一方的なティーチングになることも多いですが、講師でありつつ参加者と同じ目線で味方として接してくださっていました。メンタリングはすぐに枠が埋まってしまうので、とにかく話したい・聞きたいという表れだったのだと思います。
今西さん
プログラムのStage1は研修講師として登壇いただいて、Stage2では個別メンタリングを行っていただきました。参加者の気持ちを汲んで共感しながらも背中を押すというメンタリングをしていただいたおかげで、次のステップに向かっていけた参加者もたくさんいたと思います。
同じ思いを持ってサポートしてくれる人が近くにいるのは、やはり参加者としてはありがたいのではないかなと思います。

社外講師・メンターとしてソフィアと共にご支援を行った大長さんから見て、今回の取り組みで感じたことをお聞かせください。

大長さん
京セラには幅広い分野の有識者・専門家が数多くいて、どの分野だったらどの部門につなげればいいという組織力・総合力を感じました。これは大きな組織ではなかなか活かしきれないことなんです。そういった総合力を発揮しようとしていたのを皆さんから感じました。今後もネットワークを使って、組織や部門を越えてやりたい人と連携できるとさらに面白くなると思います。
京セラという大きなグローバル企業の中で、個人の思いから新規事業を立ち上げることに会社としてどういった意味があるのか、みんなでシェアしていくことが大事ですね。

株式会社bridgeの代表取締役 大長 伸行さん。
200を超える新規事業・人材開発プロジェクトを横断した経験を活かし、企業内新規事業の創出とイノベーション組織づくりを支援している。

最後に、今後の支援でどのような期待を寄せているか教えてください。

福住さん
通過者の皆さんはこれから本気で自らが考えた道を進んでいただくことになります。是非通過者の想いに寄り添いながら、これまで同様にワンチームとしてそれぞれのプロジェクトが成功するために、皆さんがお持ちの経験やスキルを出し惜しみなく最大限発揮していただき、これまで以上にサポートをしていただければと思っています。
今西さん
もっと京セラに入り込んでいただきたいです。京セラの社内風土、組織に合わせてよりアップデートしていきたいので、第三者の立場のみならず、ワンチームとして会社に入り込んでさまざまなものを見ていただき、ご提案をお願いしたいと思っています。

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