2025.05.15

開示はした。けれど、本当にこれでいいのか──。
2023年から義務化された有価証券報告書でのサステナビリティ情報開示。
制度対応として記載を済ませた企業も多い一方で、プライム市場を中心に国際基準準拠の“質の高い開示”が進む中、市場全体で「見えない開示格差」が拡大しているのが現実です。
特にスタンダード・グロース上場企業では、
「どこまでやれば“十分”なのか分からない」
「人的資本や気候変動の記載が、単なる空欄埋めになっている」
「投資家や取引先が求める水準に追いつけていない気がする」
といった声が多く聞かれます。
本セミナーでは、2026年以降に適用が見込まれるSSBJの開示基準を見据えながら、“今の自社の開示に何が足りていないのか”を把握し、“何を整えておくべきか”を実務視点でわかりやすく整理します。
好事例、各種調査結果、金融庁のレビューをベースに、形式対応から脱し、「信頼につながる開示」へ進むためのヒントをお届けします。
■開催概要
開催日:5月28日(水)
開催時間:16:00~17:20
参加費:無料
定員:各30名
申し込み締め切り:5月27日(火)
※オンライン会議システム「ZOOM ウェビナー」を用いて実施します。
ご参加者様へはURLをメールにてご案内いたします。
■こんな方はぜひご参加ください
・東京証券取引所 スタンダード/グロース市場の上場企業の経営企画・IR・サステナ推進・総務・ガバナンス部門担当者
・プライム上場企業を含め、「最低限は対応したが、今の水準で十分なのか不安」「他社との比較ができていない」と感じている方
・2026年に向け、社内でサステナ情報整備の計画・体制づくりを検討している企業
※コンサルタント、プロジェクト支援を事業とされている業種の参加はお断りいたします。
業務提携などのお申し出については別途ご連絡ください。
■プログラム
【導 入】セミナーのねらいと背景ー義務化の意義、 2026年に向けた展望、
開示格差の構造を共有
【Part1】制度動向と先行企業の開示傾向ー有報で求められる開示項目の要点、
SSBJ/ISSBの動向、プライム企業の事例
【Part2】スタンダード・グロース企業の現状と典型的課題ー金融庁レビュー・
各種調査に基づく開示実態、「足りない4つの視点」の明示
【Part3】形式対応から脱するための開示ステップ ーマテリアリティの整理、ガバナンス・
KPI・整合性確保の実務ヒント
【Part4】簡易診断チェックと支援策のご紹介ー開示レベル自己診断シートの活用と、
支援メニュー(診断・整合性評価・ロードマップ策定)
【質疑応答/対話セッション】
ー参加者の悩みを拾い、実務レベルでの補足説明とアドバイスを展開
※セミナープログラムは変更される場合があります。
■講師・パネリスト
株式会社ソフィアサーキュラーデザイン 代表取締役
サステナブル・ブランド・コンサルタント
平林 泰直
精密機器メーカーのコミュニケーション部門に在籍し、ウェブ&デジタルマーケ部門の設立と責任者を担当。また、広報部門在籍時には、広報メディアの責任者を努め、経団連を始めとした数々の賞を受賞。2018年に(株)ドリームデザインにCOOとして移籍し、講談社女性誌「FRaU×SDGsプロジェクト」のプロジェクトマネージャーとしてSDGsの認知拡大と多くの企業とのパートナーシップによる事業化を実現。
2020年2月にサステナビリティ経営の伴走支援事業を主とする同社を設立。中小から大手企業のサステナビリティ経営を方針、マテリアリティ特定、社内浸透、サステナビリティ事業開発、外部コミュニケーションまで360度の支援が強み。