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組織全体のエンゲージメントを高める上で欠かせないのが「会社の方針に対する理解」です。しかし、多くの経営企画部の担当者様が「エンゲージメントサーベイの方針理解の数値が一向に上がらない」「経営の意図が現場の行動に結びついていない」といった課題に直面しています。
本ページでは、エンゲージメントサーベイにおける方針理解向上の壁と、外部からの視点を取り入れた「ミッションの可視化ワークショップ」による解決策、そして現場の腹落ちを生んだ具体的な支援事例について詳しく解説します。
エンゲージメントサーベイで「会社の方針に対する理解」が上がらない理由
多くの企業で導入されているエンゲージメントサーベイですが、その中でも「会社の方針・ミッションに対する理解や共感」に関する項目は、なかなか数値が改善しにくい領域だとされています。その本質的な原因は、経営層からの発信が抽象的な「言葉」に留まっており、現場の社員が自身の日常業務と結びつけて「自分ごと化」できていないことにあります。社長メッセージや社内ポータルでの一方通行な情報伝達だけでは、各部門が抱える固有の状況と経営方針の間に横たわるギャップを埋めることは極めて困難です。その結果、施策を打っても現場の「やらされ感」が抜けず、数値の停滞を招いています。
- 経営層からの情報発信が抽象的で、現場の日常業務とリンクしていない
- MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を言葉だけで伝えようとしている
- 一方通行のコミュニケーションになり、対話による咀嚼の場がない
- 部署ごとのサイロ化が進み、自社の強みや全体像を俯瞰できていない
- サーベイを実施するだけで、結果を踏まえた対話のプロセスが欠如している
解決の鍵は「外部の視点」を交えた「自社理解を深めるワークショップ」
上記の課題を解決へ導くための鍵は、社員が受け身で話を聞くのではなく、自社の強みを「外部の人も交えて議論する」ワークショップの場を設けることにあります。社内の人間だけで議論すると、どうしても既存の常識や「できない理由」に縛られがちですが、外部の客観的な視点(ファシリテーターや時には顧客視点など)が入ることで、自社の隠れた強みや存在意義を新鮮な目で再発見できます。さらに、議論のプロセスを経て自社のミッションやこれからの姿を「一枚の絵(ビジュアル)」として表現することで、バラバラだった組織の認識が統合され、深い自社理解と腹落ち感を生み出すことが可能になります。
- 外部の視点を持ち込むことで、社内の暗黙の了解や思い込みを打破する
- 言葉だけでなく「絵」にすることで、認識のズレを埋め、全体像を共有する
- 経営の押し付けではなく、自分たちで言語化する「参加型」のアプローチを取る
- 各部署の多様なメンバーを交え、部門の垣根を越えた対話を促す
- ワークショップを通じて、自社の強みへの誇りと方針に対する共感を醸成する
「やらされ感」を払拭し、ジブンゴト(自分事)化を促す。対話型アプローチによる理念浸透事例
会社の方針に対する理解を促し、エンゲージメントを向上させるためには、単に座学形式の研修を行うだけでは不十分です。社員一人ひとりが自社の現状に正面から向き合い、本音で議論できる安全な場づくりが欠かせません。外部ファシリテーターを交えた対話を通じて組織風土の現在地を掴み、社員参加型のワークショップによって共通の価値観や新たなビジョンを策定した企業の具体的な事例をご紹介します。
「スコア低下」の真因を解き明かし、現場を動かす。データ×対話で挑むエンゲージメント向上施策
ここまで、エンゲージメントサーベイにおける方針理解の壁と、それを打破するためのワークショップの重要性について解説してまいりました。弊社ソフィアでは、「単発のイベント開催」に留まらず、サーベイの分析から、参加者の意識を変容させるプログラム設計、そして現場への継続的な「浸透支援」までを包括的に伴走しております。ここでは具体的な支援の内容をご紹介します。
現状の組織風土診断・サーベイ結果分析
まずは、実施済みのエンゲージメントサーベイの結果や、経営企画部様が抱える「方針浸透に関する課題」を詳細に分析することからスタートします。「どの部門の理解度が特に低いのか」「方針に対する共感のボトルネックはどこにあるのか」といった定量的・定性的な現状を客観的に可視化します。
このフェーズを丁寧に行うことで、ワークショップで解くべき真の課題が明確になり、ただの「風通しを良くするイベント」ではなく、事業方針の理解に直結する意味のあるプログラムを構築するための強固な土台が出来上がります。
外部視点を取り入れたワークショップの設計
分析結果をもとに、組織の現状とゴールに合わせた独自のワークショッププログラムを設計します。社内メンバーだけでは既存の枠組みに囚われがちな議論を活性化させるため、弊社のような外部のコミュニケーション専門家がファシリテーターとして入り、客観的な視点を提供します。
会社の歴史や市場における自社の強みを見つめ直すセッションや、違う部署のメンバーと未来を語り合う「越境対話」の場をデザインし、経営の言葉を「自分たちの言葉」へと翻訳していくプロセスを意図的に組み込みます。
ミッションを「絵(ビジュアル)」にする議論の支援
私たちのワークショップの大きな特徴は、議論の着地点として自社のミッションやビジョンを「絵」や「図解」といったビジュアルに落とし込む作業を取り入れている点です。言葉だけで合意しようとすると抽象論に逃げがちですが、絵として一枚のキャンバスに描くプロセスでは、具体的な認識のズレが浮き彫りになり、それを乗り越えるための深い対話が生まれます。
この「可視化」の作業を通じて、参加者は会社が目指す方向性への解像度を飛躍的に高め、方針の背景にあるストーリーを腹の底から理解できるようになります。
ブランディングや社内報と連動した継続的な浸透施策
ワークショップは「実施して終わり」ではありません。参加者がそこで得た熱量や気づきを現場に持ち帰り、行動を変容させてこそ本来の目的が達成されます。弊社では、ワークショップで描かれた「ミッションの絵」を全社に共有するためのポスター制作や、社内報でのレポート記事の企画・制作などもあわせてサポートします。
組織全体に新しい価値観を浸透させ、次回のエンゲージメントサーベイで確かな数値の向上を実現する長期的なインナーブランディングの施策として、責任を持って伴走いたします。
準備から振り返りまで「ワンチーム」で伴走。担当者の想いと経営の意志を踏まえたワークショップ設計
実際に方針理解を深めるためのワークショップを社内に導入し、エンゲージメント向上のプロセスを開始するまでの具体的なステップをご説明します。企業の状況に応じて最適な規模やプログラムをご提案しつつ、各段階で丁寧な打ち合わせを重ねて進行してまいります。
現状ヒアリング・エンゲージメント課題の整理
最初のステップとして、キックオフミーティングを実施いたします。直近のエンゲージメントサーベイの結果や、経営企画部様としての課題感、さらに「ワークショップ終了後に参加者にどうなっていてほしいか」というゴールイメージを率直にお聞かせください。ここで方針浸透における壁の現在地を確認します。
ワークショップのコンセプト・プログラム設計
ヒアリング内容をふまえ、弊社からワークショップのコンセプトと、具体的なセッションの進行案をご提案いたします。「自社の強み」をどう定義して議論の土台にするか、どのような形でアウトプットを描くかなど、オリジナルのプログラムを構築します。担当者様とすり合わせを行いながら、効果を最大化する設計へとブラッシュアップしていきます。
参加者の人選と事前のインプット
ワークショップの目的と設計がFIXした段階で、実際に参加するメンバーの人選を進めていただきます。全社員を対象とするか、特定の階層(管理職など)に絞るかなど、プロジェクトの目的に応じて最適な構成をご助言いたします。また、当日の議論を深めるため、参加者に対して事前に考えておいてほしいテーマや事前課題の提示といったインプットの準備も並行して行います。
ワークショップの実施(議論と可視化)
いよいよワークショップ本番です。弊社の経験豊富なファシリテーターが当日の進行と議論のサポートを担当し、外部の視点を取り入れながら参加者の本音を引き出します。自社の強みを再定義する対話から始まり、最終的にミッションを参加者自身の手で「絵」に落とし込むゴールまで、安心・安全な議論の場を作り上げます。
振り返りと現場実践に向けたフォローアップ
ワークショップ終了後は、参加者へのアンケート結果や当日の様子をもとに振り返りを実施します。単発のイベントで終わらせないため、描き出された「会社のミッションの絵」を全社広報にどう活用するか、また、今回参加できなかった層へどう展開していくかといった、さらなるエンゲージメント向上のためのネクストアクションをご提案いたします。
- ワークショップのファシリテーションや専門知識が社内になくても大丈夫ですか?
はい、問題ございません。
弊社には、組織開発やインターナルコミュニケーションに精通したプロのファシリテーターが在籍しております。プログラムの企画段階から、当日の進行、グループワークのサポート、そして参加者の意見を構造化してまとめる作業まで包括的にご対応しますので、担当者様には安心してプロジェクトをお任せいただけます。
- 外部の視点を取り入れるとは、具体的に誰を巻き込むのですか?
弊社のファシリテーターが第三者としての客観的な問いを投げかけることで、社内の「当たり前」を崩すことがベースとなります。
くわえて、プロジェクトの性質によっては、異なる業界の事例をケーススタディとして提示したり、顧客の声を事前インタビューの形でプログラムにインプットしたり、実際にゲストとしておいでいただいたりすることで、社内だけでは得られない新鮮な視点を議論に組み込みます。
- 全社員ではなく階層別の少人数でも実施可能ですか?
はい、実施可能です。
むしろ、最初は「次世代リーダー候補」や「部門長クラス」など、方針浸透のキーマンとなる層にターゲットを絞って少人数で実施し、そこで生まれた熱量やアウトプット(自社のミッションを描いた絵など)を、社内報や共有会を通じて全社へ展開していくといった、段階的なアプローチを推奨するケースが多くなっています。
- ワークショップ開催までどのくらいの期間が必要ですか?
規模や対象者数によって異なります。
最初のヒアリングで課題を整理し、現状に合わせたオリジナルプログラムの設計や事前課題の準備を行うため、ご相談いただいてから実際の開催までおよそ1ヶ月強〜2ヶ月程度の準備期間をいただくケースが一般的です。まずは想定される時期をお伺いし、詳細なスケジュールをご提示させていただきます。
- 費用の目安はどの程度ですか?
ワークショップの開催回数、参加予定の人数、プログラムをゼロからオリジナルで設計するボリューム、さらには実施後の社内報記事やポスター制作といった伴走支援の有無により費用は大きく変動いたします。初回のヒアリングで現状の課題とプロジェクトのゴールを共有させていただいた後、目的に見合った最適なプランとお見積りをご案内させていただきます。

