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多様な働き方が広がり、組織構造が複雑化する中で、経営企画部門には「部門を越えた情報共有の促進」と「一体感のある組織風土づくり」の両立が求められています。
しかし現場では、
- 全社メッセージが社員まで浸透しない
- 部署ごとに情報が分散し、他部門の動きが見えない
- システムが乱立し、どこを見ればよいか分からない
といった課題が深刻化しています。
こうした”情報の分断”は、単なる業務効率の問題ではありません。組織内のコミュニケーション不足や相互理解の低下を招き、結果として「部門間の壁」や「閉鎖的な社内風土」を生み出す要因にもなります。
本記事では、経営企画が抱える情報共有の課題と、それが組織風土へ与える影響を整理したうえで、SharePoint
Online(SPO)を活用した「社内情報共有ポータル」の構築によって、組織コミュニケーションをどのように改善できるのかを解説します。
情報共有ツールの乱立が社員を迷子にする 情報共有の落とし穴
多くの企業では、社長メッセージや経営会議資料、社内ニュースなどを発信するためのITツールを導入しています。しかし、それらの情報が現場社員に十分届かず、組織の一体感醸成まで結びついていないケースは少なくありません。
その背景には、単なる「情報発信不足」ではなく、情報共有の設計そのものに課題があるケースが多く見られます。
例えば、
- 情報が複数ツールに分散し、社員が迷子になっている
- 経営からの発信が一方通行で、現場との対話が生まれない
- テレワークにより他部署との接点が減少している
- 無機質な掲示板型システムになっており、共感が生まれない
- 利用状況や閲覧ログが分析されず改善につながっていない
といった状態です。
このような状況では、「情報は出しているのに、組織としてつながらない」という状態に陥りやすくなります。
つまり、社内風土改革を実現するためには、単に情報を掲載するだけではなく、”社員同士がつながる情報体験”を設計することが重要なのです。
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強制感から脱却!”利用したくなるポータル”へ——社員に使われるポータルの設計原則
こうした課題を解決するうえで重要になるのが、社員が日常的にアクセスし、自然に情報とコミュニケーションが集まる「社内情報共有ポータル」の構築です。
特に、Microsoft 365環境で利用されるSharePoint
Online(SPO)は、全社情報のハブとして活用しやすく、経営企画主導の情報発信基盤としても有効です。
ただし、単に情報を集約しただけでは、社員に利用されるポータルにはなりません。
重要なのは、
- 必要な情報へ直感的にたどり着けること
- “読まされる”のではなく”見たくなる”デザインであること
- 部門紹介や成功事例など「人」が見える情報があること
- コメントやリアクションなど双方向性があること
- 利用ログをもとに継続改善できること
といった、「コミュニケーション設計」の視点です。
情報共有ポータルは、単なる社内掲示板ではなく、組織文化を形成する”コミュニケーション基盤”として機能してこそ意味があります。
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「社内風土改革」というテーマは抽象的に見えますが、実際には”日々の情報共有のあり方”が組織文化を大きく左右しています。
そのため、単にシステムを導入するだけではなく、
- 社員が他部署に興味を持てる導線
- 現場が自発的に参加したくなる企画
- 継続的に更新される運用体制
まで含めて設計することが重要です。
ソフィアでは、経営企画部門と伴走しながら、情報共有ポータルの構築だけでなく、社内コミュニケーション活性化まで含めた支援を行っています。
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社内情報共有ポータル(SPO構築)支援の内容
ここまで、情報共有の活性化を通じて、よりオープンな組織風土づくりを支援する考え方について解説してまいりました。弊社ソフィアでは、「SharePointの初期構築」というシステム面の支援に決して留まらず、経営の理念を現場の言葉に翻訳する「コンテンツ企画」から、長期的な閲覧の定着を目指す「運用設計」までを、インターナルコミュニケーション支援の専門パートナーとして包括的に伴走支援しております。ここでは具体的な支援の内容と各プロセスの独自の特徴についてご紹介します。
現状の組織風土ヒアリングと情報へのアクセス調査
まずは、経営企画のご担当者様や現場で働く社員に対する徹底したヒアリングと、既存の発信媒体(社内報や共有フォルダ等)の利用率調査からスタートします。「現状、どの部署間での情報共有が滞っているのか」「なぜ特定の層には経営のメッセージが届いていないのか」といった、組織のサイロ化の現状やコミュニケーションのボトルネックを定量・定性の両面から可視化し洗い出します。
情報共有ポータルの情報構造・導線設計
専門知識がない社員でも迷わず直感的に全社の情報を閲覧・検索できるための、新ポータルの「情報構造」と「導線」の高度な設計を行います。トップページを全社ナレッジのハブとしてどのようにレイアウトするのか、社長メッセージ、部門間ニュース、そして社内インフラへのリンクのシームレスな連携をどう図るのかを、ユーザーの利便性を最優先に綿密に計画します。
SPOの画面デザイン作成・システム構築
ポータルの設計図が社内で合意されたのち、弊社の専門システムエンジニアとデザイナーがSharePointの標準機能を最大限に活かした実装作業へと進みます。旧来のグループウェア特有の「お堅い雰囲気」や「文字中心で読まれにくい構成」を改善し、出社直後に毎日アクセスしたくなるような親しみやすく洗練された明るいデザインを作成・適用します。スマートフォンからの閲覧も考慮し、フレキシブルな環境を構築します。
巻き込みを生むコンテンツ企画と記事制作
箱となる特設サイトを用意しただけでは、現場の読者はすぐに離れてしまいます。弊社では、経営企画様が負担に感じがちな「各部門のイノベーション事例の取材」や「難解な経営方針をわかりやすく解説する記事のライティング」を強力にサポートします。文字ばかりの退屈な連絡事項ではなく、社員の関心を引き出すストーリー記事や動画コンテンツなどの企画・制作を一貫してご手配いたします。
ログ分析・編集会議の伴走・定着運用支援
社内情報共有ポータルは公開(ローンチ)してからが本当のスタートラインです。継続的な情報の循環を全社規模で促すためには、日々の細かな利用状況を分析し、情報発信のPDCAを休まず回す必要があります。弊社ではアクセスログを深く解析し、毎月の編集会議に伴走しながらトップページの機能改修や、次なる参加型キャンペーン企画(オンライン意見交換会等)の提案へと繋げていきます。
キックオフから全社ローンチまで 組織風土改革を実現する5つのステップ
実際に組織のサイロ化を打破するポータルサイトを立ち上げ、新しいSPO環境を全社で違和感なく定着させる際の、初回ご相談から運用開始までの具体的なステップをご説明します。風土改革を見据えた中長期的なプロジェクトとなりますが、お客様の組織の現状に合わせ、綿密なコミュニケーションを図りながら一歩ずつ確実に進行してまいります。
1. キックオフ・現状のシステム課題の調査
プロジェクトの最初のステップとして、目的を共有するキックオフミーティングおよび詳細なヒアリングを実施いたします。現在稼働している情報ツールの状況や、経営企画が日々感じている「経営陣と現場の温度差が激しい」といったお悩みを率直にお聞かせください。ここでプロジェクトのシステム要件のスコープを決定し、情報浸透率や利用定着率など、プロジェクトの目標指標(KPI)を共有します。
2. 現場ヒアリングおよびコンテンツ戦略の提案
既存のIT要件だけでなく、弊社から現場部門への直接インタビューを実施し、社員が他部署の取り組みに自然と興味を持てる要素を収集いたします。経営企画の皆様と協力しながら「社員を巻き込むための理想的なシナリオ」と「視覚的に惹きつけるポータルサイトのコンテンツ案」をご提案し、全体の情報発信方針について深くコンサルティングを行いブラッシュアップします。
3. SPOサイト構築とUIデザイン開発
設計案が社内で確定した段階で、弊社の専門スタッフがSPOサイトの実装やデザイン作成作業に着手します。所属や権限に応じた細かなアクセス設定、既存の社内報システムからの過去記事の移植などを迅速に進めていきます。定期的な進捗報告の場を設け、テスト環境での動作確認を丁寧に行いながら、情報漏洩を防ぐセキュアな設計基準を満たしたポータルに組み上げます。
4. 初回コンテンツのプロトタイプ制作と公開
システムのインフラ準備と並行して、スムーズな利用促進に繋がる、ローンチ時に掲載する魅力的でインパクトのある初回コンテンツの制作を進めます。経営トップからの風土改革への熱意を伝える動画メッセージや、社内横断プロジェクトを牽引する社員へのインタビュー記事などを周到に準備いたします。最終的な動作テストが完了しましたら、いよいよ全社を巻き込んだ本番公開(ローンチ)となります。
5. 運用開始・PDCAサイクルによる伴走サポート
ローンチ後は、事前に検討・策定したバックオフィスの運用ルールに沿ってPDCAサイクルを回していきます。運用開始から一定期間が経過した時点での詳細なログ分析を行い、サイト閲覧率の低い部署への特別なピンポイント告知や、利用者から分かりにくいと声が上がった画面の改修作業などを行います。ポータルサイトが全社のオープンな風土醸成のインフラとして継続的に伴走支援いたします。
よくある質問
- SPOの専門知識が経営企画内にないのですが、サイト構築からお願いできますか?
はい、全く問題ございません。
IT専門部署ではない経営企画部様主導のプロジェクトにおいて、SPOの操作に不慣れなご担当者様からのご依頼は非常に増加しております。弊社では、事前の情報構造の設計から、SharePoint独自の複雑な権限設定やサイト構築のインフラ整備までを包括的に伴走支援いたします。専門知識を持ったスタッフがプロジェクトをリードするため、皆様の技術的な負担は一切かかりません。
- サイト構築だけでなく、「各拠点の取り組み事例の取材や原稿執筆 」もお任せできますか?
はい、安心してお任せいただけます。
弊社はシステムを構築して終わりではなく、インターナルコミュニケーションの専門家として、読者の心を動かすコンテンツ制作に圧倒的な強みを持っています。トップからの経営理念の分かりやすい翻訳(言語化)や、各拠点への直接的なインタビューなど、現場のカルチャーに配慮した質の高い企画から原稿制作までをトータルでご提供いたします。
- 現在稼働している旧ポータルサイトの「ログ解析」や「導線改善」の相談も可能ですか?
はい、もちろん可能です。
「情報共有のページはすでにあるが、アクセス数が少なく誰が読んでいるか分からない」といったご相談は非常に多くいただきます。現在のアクセスログ解析や現場層へのヒアリングを通じた真の定着課題の抽出を行い、読者層の特性に合わせた効果的なデザイン改修や、新しい参加型企画コンテンツのテコ入れ等をご提案し、再びポータルを活性化させる手法をご案内します。
- プロジェクト開始からサイトの全社公開(ローンチ)まで、どのくらいの期間がかかりますか?
お客様が求めるポータルサイトの規模や、提供する初回コンテンツのボリューム、デザインカスタマイズの深さによって期間は異なります。
初めてご相談いただいてから現状の深いヒアリング、課題抽出、SPOのシステム導線設計、デザイン開発、初回公開用コンテンツの制作等を経て、最短で数ヶ月から半年程度でローンチするケースが一般的です。まずは一度、直近の経営目標やスケジュールについて率直にお聞かせください。
- 各種支援にかかる費用はどのくらいを想定しておけばよいですか?
サイトに組み込む機能の複雑さ、オリジナルなデザイン作成の有無、月間に継続して取材・制作するコンテンツ記事のボリュームや伴走支援の期間等により費用は大きく変動いたします。まずは現状のお悩みや課題を丁寧にヒアリングさせていただき、システム要件や編集体制を整理したのち、全体のロードマップとともにお見積りをご提示させていただきます。費用が不明瞭にならないよう、事前にしっかりとすり合わせを行います。