人材育成

eラーニングプラットフォームとは?LMSの選び方とおすすめ19選

テレワークやリスキリングが進む今、企業研修は「配信」だけでなく「受講管理・証跡・定着」までが求められるようになっています。本記事ではeラーニングプラットフォーム(LMS)の基本機能、選び方、運用のコツと、おすすめシステム19選をまとめて解説します。

eラーニングプラットフォームの基本

eラーニング(Electronic Learning)は、パソコンをはじめとした電子機器で受けられる新しい学習形態として1980〜1990年代にアメリカで開発され、日本には2000年代初頭に導入されました。日本でもeラーニングの歴史は長く、多く活用されてきた例のひとつが1998年に開始された「プライバシーマーク」制度の学習(個人情報研修)です。

プライバシーマークは申請や更新の際、個人情報保護の適切な知識と取り扱いを全社員が修得・遵守していることが要求されるため、それを証明する手段として一斉教育や試験がeラーニングによって行われていました。実務上も、プライバシーマークの申請・更新関連書類には「教育実施サマリー(全ての従業者に実施した教育実施状況)」等が含まれており、教育の”証跡”を整える必要があることが読み取れます。

プライバシーマークは個人情報を扱う企業にとって、もはや必須とも言える認証であり、今でもこれらの研修やテストは実施されています。企業がISOやISMSなどの認証機関から認証を取得するにあたり、申請時に学習履歴の提出を求められることが増えてきており、eラーニングが業務の中に組み込まれてきました。

このように、企業研修では「受講したかどうか」だけでなく「いつ誰が何を学んだか」を説明できる学習履歴(証跡)が重要になっています。その管理基盤こそが、eラーニングプラットフォームです。

従来のeラーニングは、パソコンでCD-ROMやDVD-ROMを読み込んで学習を開始する形式がほとんどでしたが、現在はオンラインで学習コンテンツをダウンロードし、スマートフォンやタブレットでも受講が可能になっています。また、eラーニングを「管理」するための「LMS(Learning Management System)」が登場し、組織の集合研修に代わる学習システムとしてeラーニングが再び注目を集めるようになりました。本記事ではこのLMSについて解説するとともに、おすすめのシステムをご紹介します。

LMS(学習管理システム)とは

LMSとは、eラーニングを実施する際の管理基盤になるシステムのことです。eラーニングのプラットフォームとして、教材の配信や学習コースの設計、受講者の割り振り、成績データの保存などを一括して行う、OSのような役割を果たします。

なお、文脈にもよりますが、「eラーニングプラットフォーム」「eラーニングシステム」などは、実務上はLMSとほぼ同義として扱われることも多いです。ただし、近年はLXP(学習体験プラットフォーム)など周辺概念も増えているため、「何を管理したいのか(受講・履歴・スキル・コンテンツ)」を先に定義しておくと混乱しにくくなるでしょう。

LMSの歴史

LMSの解説をはじめる前に、電子端末とインターネットの歴史について少し触れておきましょう。電子端末の代表格とも言えるパソコン(パーソナルコンピューター)が「ごく一部の専門家しか使わないもの」から「広く一般的に使われるもの」へと爆発的な進化を遂げた起爆剤となった出来事をご存知でしょうか。それが、マイクロソフト社が開発したオペレーティングシステム「Windows 95」の登場です。Windows 95は1995年にリリースされ、PCの一般普及に大きな影響を与えたとされています。

このWindows 95の発売に合わせるかのように、インターネットの普及が始まりました。アメリカのように国土が広く国内でも時差がある国では、遠く離れた人や企業と円滑なコミュニケーションを行うためのICT技術の進歩が不可欠だったのです。

また、当時のパソコンにはCD-ROMのドライブが装備されていました。CD-ROMはそれ以前まで使われていたフロッピーディスクに比べてデータ容量が大きく、ドキュメントに限らず音声や画像といったデータを収録できたため、電子端末が扱う情報のマルチメディア化に大きく寄与することになりました。こういったインフラが整った結果、ネットワークやパソコンを用いた教育手法である「eラーニング」がアメリカで誕生したのです。

それまでアメリカでは、距離や時差の影響で集合研修が困難であるという大きな課題がありました。この課題を解決したのが、時間や場所にとらわれずパソコンとネットワークさえあれば誰もが受講できるeラーニングという学習形態だったわけです。eラーニングは瞬く間に普及し、同時にeラーニングを管理するプラットフォームであるLMSが開発され、現在はeラーニングと同様に不可欠な存在として企業間に浸透しています。

実は日本でも2000年代にはeラーニングやLMSがすでに取り入れられていたのですが、日本はアメリカと比べて国内の移動距離が短く、社員が一斉に集まることが可能だったため、アメリカのようにeラーニングへ移行する必然性がそれほど高くありませんでした。しかし昨今は、テレワークに代表されるように場所や時間を問わない働き方が普及したことにより、eラーニングによる学習やそれを管理するLMSのメリットがあらためて見直され、注目を集めています。

LMSの機能

ここでは、LMSの基本的な機能についてご紹介します。基本的な機能として「受講者の管理」「受講状況の管理」「コンテンツの管理」「スマホ・マルチデバイス対応」「SCORMとの適合」があります。それぞれを解説していきます。

受講者の管理

過去には、管理と言えば企業側のメリットを中心に考えられていましたが、現在のLMSにおいては受講者である社員の学習のしやすさにも重点が置かれています。具体的には以下のような機能が挙げられます。

  • 受講IDの発行
  • 受講者マイページの設置
  • 受講権限の付与(受講者によって研修を選択的に割り振ることができます)
  • 受講者へのお知らせ/通知(未受講アラート・採点結果など)

また、大企業では部門別・拠点別に管理者を分ける「委任管理(Delegated Admin)」や、職種/等級別の権限設計が運用の肝になります。ユーザー管理の一括登録やSSOなど、運用を前提にした機能の充実度も選定の際に確認しておきたいポイントです。

受講状況の管理

受講状況/受講履歴/成績の確認が行えます。コンプライアンス研修などでは、監査・取引先要求に備え「誰がいつ受けたか」を追える形が重要です。プライバシーマーク制度でも、教育実施状況をまとめる書類が申請書類に含まれており、証跡としての学習履歴管理は実務上も欠かせません。

コンテンツの管理

研修コンテンツ(eラーニング)の登録やテストの登録・編集が行えます。さらに、受講後のアンケートやレポート(課題提出)機能も学習定着と改善サイクルを回す上で重要です。弊社ソフィアの調査では「質疑応答の機会が少ない/インタラクティブではない」(12.5%)が研修課題として挙げられており、テストだけでなくレポート・ディスカッションなど“アウトプット設計”を支える機能の重要性が示唆されています。

ブラウザ・マルチデバイス対応

専用のソフトウェアが不要でWebブラウザで動作し、モバイル端末(スマートフォン・タブレット)での受講も可能です。学習機会を全社に広げるほど、アクセシビリティ(読み上げ対応、キーボード操作、色のコントラスト等)の重要性は増します。Webアクセシビリティの国際指針としてはWCAG 2.2が提示されています。

SCORMとの適合

SCORM(スコーム)は、eラーニングの世界標準規格です。LMSではSCORMに準じて制作されたeラーニングデータの更新性や再利用性、アクセシビリティなどの互換性を保持したまま運用できます。なお現在はSCORMだけではなく、HTML5によるeラーニング教材の制作・LMS運用も可能です。

SCORMは、学習コンテンツの相互運用性・再利用性・耐久性の課題に対応するためにADLが2000年に策定した枠組みです。さらに、学習活動の記録・分析を広げる標準としてxAPIが整備されており、cmi5はxAPIをeラーニング用途に寄せたプロファイルとして発展してきました。既存教材を資産として活かす(ベンダー変更時に捨てない)という観点で、標準規格対応は重要な比較ポイントになります。

なお、管理機能に加えてeラーニングのコンテンツ制作もセットで販売するLMSや、タレントマネジメントシステム(人材の経験やスキルをデータ化して可視化するシステム)やMicrosoft 365(旧 Office 365)・Teamsを組み合わせた高機能なLMSも存在します。

LMSの種類

LMSには大きく「オンプレミス」型と「クラウド」型の2種類が存在し、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。オンプレミスとクラウドはしばしば対になって比較されますので、システム担当者以外の方も覚えておくことをおすすめします。

なお、NISTはクラウドコンピューティングを、必要に応じて迅速に提供/解放できる共有リソースへのオンデマンドなネットワークアクセスを可能にするモデルとして定義しています。情報システム部門の稟議では、この定義に照らして「責任分界」「可用性」「ログ」「データ所在」まで整理しておくと議論が進みやすくなるでしょう。

オンプレミス型

オンプレミス型のLMSは自社のサーバ内に設置し、自社で開発・運用する形式です。カスタマイズ性に優れるという大きなメリットがあり、とても細かな部分まで柔軟に手を加えることができます。一方で、導入・構築・運用に時間とコストがかかる点はデメリットといえるでしょう。自社内で十分なリソースを確保できる大手企業には向いていますが、中小企業にはハードルが高いかもしれません。

オンプレが向く代表的なケースとしては、以下が挙げられます。

  • 厳しいデータ所在要件(国内限定等)がある
  • 多段階の承認/権限など、業務プロセスに合わせた深い改修が必須
  • 既存の社内ID/人事DB/権限モデルと密結合させたい

クラウド型

クラウド型は、物理サーバではなくクラウド上の仮想環境でLMSを利用できる形式です。初期費用をかけることなく定額の利用料金だけで運用できるという大きなメリットがあり、中小企業でも導入しやすいことから、現在はクラウド型が主流となっています。

クラウドを選定する際、情報システム部門が最低限確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 認証:SSO(SAML/OIDC)に対応しているか(社内IdPとの整合)
  • ID同期:SCIM等で入退社・異動を自動反映できるか
  • ログ:監査ログ/操作ログの取得・保存・エクスポート
  • 個人情報:取得する個人データの範囲、委託先管理、法令・ガイドラインへの対応
  • 参考:https://www.oasis-open.org/standard/saml/
  • 参考:https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc7643
  • 参考:https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/

eラーニングプラットフォームの比較ポイント

ここからは、人事・事業部門・情報システム部門の”合意形成”を前提に、比較ポイントを整理していきます。上位記事でも「目的」「機能」「サポート」といった観点が重要視されています。

まず選定前に決めておくべき3点を確認しましょう。

  • 目的:何を達成したいか(必須研修の受講率、オンボーディング短縮、リスキリング等)
  • 対象:誰が受けるか(全社員、特定職種、代理店/外部パートナーを含むか)
  • 証跡:どのレベルの履歴が必要か(監査、認証、取引先要求など)

視点を変えれば、「配信できるか」だけでなく”研修が機能しない”最大要因を先に潰せるかどうかも重要な選定軸です。弊社ソフィアの調査では、社内研修・学習コンテンツの課題として「受講しても実務に役立たない/役立て方がわからない」(25.8%)が最も多く、理由として「現場の具体的なニーズに合っていない」(46.9%)や「インプット中心で実践のイメージがわかない」(40.6%)が挙がっています。この結果から、プラットフォーム選定では次の設計ができるかどうかが重要だといえるでしょう。

  • 現場業務に接続する課題設計(レポート/ケース/ロールプレイ)
  • 受講後フォロー(上司面談、OJT、コミュニティ、検索可能なナレッジ化)

稟議用の要点として、チェックポイントの全体像をまとめると以下のとおりです。

  • 互換性:SCORM/xAPI/cmi5等(教材資産を守る)
  • UX:受講者が迷わない導線、検索性、モバイル、通知
  • 運用:権限委任、部門別運用、アンケート/レポート、学習効果測定
  • 多言語/スケール:海外拠点、数万人展開、同時接続
  • 連携:SSO、ID同期、人事/タレマネ、Teams/会議基盤
  • セキュリティ/個人情報:監査ログ、権限、委託、法令・ガイドライン
  • サポート:導入支援、運用支援

費用については、単に月額だけでなく、(1)初期設定、(2)教材作成、(3)運用(問い合わせ対応、権限管理、レポート)、(4)効果測定まで含めてTCOで見るのが実務的です。なお、人材育成の費用負担を軽減する制度として、厚生労働省の人材開発支援助成金(人材育成支援コース、人への投資促進コース、事業展開等リスキリング支援コース等)があります。制度利用を検討する場合は、研修計画・実施・証憑管理(出欠/履歴/教材/成果)まで含めた運用設計が重要になります。

eラーニングプラットフォーム導入を成功させる運用設計

導入して終わりではありません。弊社ソフィアの調査でも、デジタルツール活用が進まない要因として「ツールの機能や使い方に関する教育が不足している」(30.2%)が上位に挙がっています。つまり、LMS導入でも「使い方の教育」「使う理由の明確化」「既存業務との統合」がないと定着しにくい、という示唆になります。

運用の基本ステップ(大企業向けに崩れない順序)としては、以下の流れが有効です。

  • パイロット:一部部署で教材・運用・権限・問い合わせフローを確立
  • 全社展開:必須研修(コンプラ等)で”まず使う”状態を作る
  • 自律学習へ:スキル/キャリアと結びつけ、レコメンドや学習計画へ拡張
  • 効果測定:受講率だけでなく、業務指標/上司評価/実務適用で測る

具体的に運用へ組み込むと効果が高い施策は以下のとおりです。

  • 受講者向け:受講案内テンプレ、FAQ、学習計画の提示
  • 現場マネジャー向け:受講状況の可視化、1on1での接続(学び→実務)
  • 情報システム部門向け:SSO/ID同期、権限、監査ログ、障害時連絡網

おすすめeラーニングプラットフォーム(LMS)19選

上記に挙げた機能は、どのLMSもほぼ網羅しており、現在は各LMSがオリジナルの付加価値を設けて独自性や差別化を図っています。この付加価値は、eラーニングの機能を拡充するものから他の人事業務も網羅するもの、最近のトレンドであるデジタルワークプレイスの一部となるものなどさまざまです。

LMSを自社に導入する際は「LMSを導入することでどのような学習のスタイルを実現させたいか」を考え、それに適したLMSを選択してください。本記事では、それぞれオリジナルの特徴ごとに19のLMSをご紹介します。

なお、比較を速くするための3軸として以下を参考にしてください。

  • 「コンテンツ提供型」か「自社教材活用型」か
  • 「スキル/タレマネ連携」まで見るか
  • 「コミュニティ/アウトプット」重視か

マイクロラーニング特化型「UMU」

UMU(ゆーむ)はユームテクノロジージャパン株式会社の提供するLMSで、導入企業には国内外の大手企業が名を連ねています。UMUはeラーニングに「双方向学習」の機能を搭載することを強みにしており、UMUアプリで構築した学習コンテンツに、学習中のレスポンスや学習後のフィードバック、AIによるアンケートを行える機能を追加できます。これまでの双方向学習は教育担当者が付きっきりになる必要がありましたが、UMUを活用すればそれがLMSによって行われます。また、「双方向学習」だけでなく「テスト」「評価」までをワンストップで管理できるため、人事担当者の負担を大きく減らせるLMSと言えるでしょう。

マニュアル機能と併用できるLMS「TeachmeBiz」

TeachmeBizは他のLMSと毛色が異なり、「マニュアル作成」に主眼を置いたLMSです。学習コンテンツの内容がより実務に即したものになっていくと、それは業務マニュアルとも言えます。もし自社のeラーニングが能力開発というより現場実践に近いものであれば、TeachmeBizを利用することでより現場で生かしやすいeラーニングへと進化させることができるでしょう。手順書が必要な製造業やサービス業などで多く導入実績があります。

接客業特化型のLMS「Clipline」

Cliplineは接客を伴うサービス業に特化したLMSです。マイクロラーニング化したコンテンツ管理システムによって、現場の接客スタッフが学習を受けやすくしているという特徴があります。接客業ではノウハウがとかく伝言ゲーム化・属人化しがちです。Cliplineではマイクロラーニング化でeラーニングの受講機会を増やし、均一化された技能を組織内に流通させるという好循環を生み出します。

オープンソースのeラーニングプラットフォーム「Moodle」

Moodle(ムードル)はオープンソースのLMSです。インストールやアップグレードが容易で、フリーウェアのためライセンスコストもかかりません。また、無料で利用できるサードパーティの追加モジュールも豊富です。Moodleを選ぶ基準としては、自社に社外秘のノウハウを蓄積した学習コンテンツが豊富にあり、管理システムを含めたすべてを自社の資産として内製したいかどうかが判断の軸になるでしょう。

Microsoft 365連動型「Learn365(旧LMS365)」

Learn365(旧LMS365)は、日本国内販売代理店として株式会社ソフィアが提供し、マイクロソフト社・Microsoft 365(旧 Office 365)のSharePoint Online上で動作するLMSです。社内ポータルサイトの制作に適したSharePoint Onlineを活用し、同じ場所にLMSを設置して連携できるという大きな強みがあります。また、オフィスワークに欠かせないOfficeツール(Word、Excel、PowerPointなど)のドキュメントを教材にすることも容易です。

Microsoft 365はテレワークとも親和性が高いサービスであり、業務に必要なツールを一ヶ所に集約する「デジタルワークプレイス」を実現するツールでもあります。Microsoft 365とあわせて導入することで、国が推進する「働き方改革」にも対応できる、もっとも汎用性の高いLMSのひとつと言えるでしょう。受講者の管理は Microsoft Entra IDで全て一元的に管理が可能です。

eラーニングの今後の進化

eラーニングのこれから

eラーニングのメリットは、アナログだった教材がデジタル化するという点だけではありません。ICT技術の進化によって、より高度な人材開発が可能となります。

オンライン化

昨今のテレワーク導入により、あらゆる業務がオンラインで完結する時代となりました。これは研修においても例外ではなく、これまで社員を会議室に集めて講師が行っていた研修を、いつどこにいても受講できるようになったわけです。オンライン化が実現するフレキシブルな人材育成は、企業と従業員の両方に大きな恩恵をもたらすでしょう。

インタラクティブな学習

もともとは受講者が聴講するだけの講義形式が多かった企業研修も、ディスカッションやロールプレイング、ゲーム形式など、社員がより主体的に参加できるものへと進化してきました。そして現在は、Microsoft Teamsをはじめとしたオンラインミーティングツールが発達したことにより、全員が同じ場所に集まらなくても、これらのインタラクティブな研修をボイスチャットや動画を使って実施することが可能です。また、Microsoft Azureを活用したウェビナー(web上のセミナー)の普及も見られるようになっています。

受講データの蓄積とパーソナライズ

LMSの導入により、個人がどの研修をいつ受講し、どのくらいの成績を収めたかというデータを収集できるようになります。これらのデータを活用することで、研修のフォローアップとして新たな学習をサジェストしたり、不足している知識を補習させたりと、よりパーソナルな人材開発を実現できるようになります。一斉に実施されるコンテンツより、「あなたのために」とパーソナライズされた研修を適切なタイミングで実施することは、間接的に従業員のロイヤルティを高めることにもつながるでしょう。

まとめ

これから「新しい生活様式」とともに、「働き方」も大きな変革を迎えることになります。働き方が変わるということは、それに伴って人材の評価や育成の手段も変わらなければならないということです。

人材は「人財」とも呼ばれるほどかけがえのない資産ですが、変わらない企業に人材は残りません。優秀な人材を確保し、変わりゆく時代に合わせた方法で育成していくことは、企業の持続性にも影響します。ビジネス課題に対するITソリューションは日々革新を遂げており、HR領域でも同様にLMSをはじめ新たなシステムが次々と生まれています。積極的に情報収集を行い、自社に取り入れていきましょう。

今回のリライトで補強した結論として、以下の3点をあらためて確認しておきましょう。

  • 選定ポイント(UX/連携/セキュリティ/運用)は稟議に耐えるチェックリストとして整理することが重要です。
  • 弊社ソフィアの調査では「実務に役立たない」「ニーズに合わない」が研修課題の上位であり、プラットフォーム選びと同じくらい運用とコンテンツ設計が成功の鍵だと示唆されます。
  • 標準規格(SCORM/xAPI)やSSO(SAML/OIDC)を押さえると、教材資産と運用効率を守りやすくなります。

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よくある質問
  • eラーニングプラットフォームとLMSは違うのですか?
  • 文脈にもよりますが、実務上は同義として扱われることが多いです。ただし、LXPなど周辺概念もあるため、目的(受講管理・スキル管理・体験設計など)で切り分けるのがおすすめです。

  • 文脈にもよりますが、実務上は同義として扱われることが多いです。ただし、LXPなど周辺概念もあるため、目的(受講管理・スキル管理・体験設計など)で切り分けるのがおすすめです。
  • SSO(SAML/OIDC)、ID同期(SCIM)、権限設計、監査ログ、個人情報保護の観点は優先度が高いです。

  • 研修が定着しないのですが、プラットフォームを変えるべきですか?
  • プラットフォーム改善が効くケースもありますが、弊社ソフィアの調査では「実務に役立たない/役立て方がわからない」が最大課題で、内容の現場適合とアウトプット設計、フォローの不足がボトルネックになりやすいことが示唆されています。まずは”学び→実務”の設計を見直すのが近道です。