2018.07.06

新卒でベンチャー企業に入社してみてその後どう!?―あれから2年経ちました―

ソフィアでは2015年から新卒採用をスタート。2016年7月に、入社1年目、2年目の若手社員3名に、ベンチャーで働くことについて感じるままに語ってもらう座談会を開きました。あれから2年、新たな仲間を1人迎え、3年目、4年目になったメンバーの計4人で、座談会第2弾を開催。
ソフィアに入社を決めたきっかけ、ベンチャーで働くメリット、デメリット、2年前と比べてどう成長したかなど、ざっくばらんに語ってもらいました。今回も、彼らの本音から、大企業とベンチャー企業の違いやリアルな悩みをのぞいてみましょう。

【座談会メンバー】

小林 裕大(こばやし ゆうだい)
インターンシップ、内定後1年間のアルバイトを経て、2015年に入社したソフィア初の新卒新入社員。現在、コンサルタントとして早くもプロジェクトマネージャーを担当するまでに成長。本座談会では進行役も務める。

岡田 耶万葉(おかだ やまは)
2016年入社。入社当初は片道2時間かけて実家から通っていたが、現在は一人暮らしを始め、通勤時間は1時間強に。広報物の編集を担当し、仕事の早さと編集スキルに磨きをかけ、頼れる制作メンバーのひとりに成長。

大櫛 直人(おおくし なおと)
2016年入社。大学時代1年間カナダに留学経験のあるバイリンガル。事業開発部に所属し、学生時代から強かったITへの興味から、組織内のテクノロジー活用に関する提案を得意分野として営業活動に奮闘中。

川島 明日香(かわしま あすか)
2018年入社。北海道の大学に進学、卒業後はソフィア就職とともに東京で一人暮らしを始める。現在、営業や編集など一通りトライアル中。そのテンションの高さからマスコットキャラとしてみんなに可愛がられている。
 

“南の島より魅力的”だったソフィア?

小林:前回の座談会から丸2年。今回は、今年新卒で入社した川島さんを交えて第2弾を開催したいと思います。それじゃあ、今回もまずは入社の決め手から聞いてみようか。川島さん、トップバッターをどうぞ。

川島:うわぁ~緊張する。そうですね、一番の決め手は、一次面接の後のプレゼンの場でソフィアのみなさんに会って「あ、この人たちと一緒に働きたい!」って思ったことです。あとは「じゃあ君、内定~!」って清々しく内定通知をくれた社長もインパクトが強くて。どこで働くかよりどんな人と一緒に働くかを大切にしたいと思ってソフィアへの入社を決めました。

小林:そう言ってもらえると嬉しいね。そもそもどんなところに惹かれてベンチャーを受けたの?

川島:最初は大手企業や公務員なども検討していたんです。でも、在学中に大手でアルバイトをしていたときのことを思い出して、そのうち候補から外しました。部署や人が多すぎるから、他部署が何をやっているのかよく分からない、部署間での連携が取れていない、ひとつの仕事に必要以上に時間がかかる……そういうのを間近で見ていて、全体が見えにくい大手で働くのはいやだなと感じたんです。小規模の会社だったらもっと風通しがよくて、仕事が進むスピードも速いですよね。そういう環境で働きたいって思いました。

 
大櫛:自分がやっていることが全体のどの部分なのか分からないと、仕事へのやる気もなかなか湧いてこないよね。

川島:そう、そこなんですよ! ニンジンを育てなさいって言われたときに……

岡田:え、ニンジン?

大櫛:んん……ニンジン??

川島:あ、仕事の例えです(笑)。その大手企業でのアルバイトで、このニンジンは何に使われるんですかって社員に聞いても、分からないけどとりあえずつくってと言われるだけで。ニンジンはカレーにもケーキにも使えるし、ウサギの餌にもなりますよね。何に使われるか把握できれば、水の量を調整して糖度を上げようとか目的に応じて工夫できるのに。分からないままただ作るなんて、何もおもしろくないなって。

小林:川島さんは就活で2回方向転換をしたんだよね。1回はベンチャーに絞って、あともう1回はどんな風に?

川島:就活そのものに対する意識ですね。一時期、内定がまったく取れずに焦る、とはいえ何も良い策が見つからない……という迷走状態が続いていたんです。そのときに、もっと広い世界を見た方がいいって先輩からアドバイスされて、海外で起業した人や現地法人で働いている人とかに話を聞く機会があったので、就活を中止して現地に会いにいきました。その中には、転職組の人もいたし、そもそも就職をしないで起業した人もいて。世の中にはいろいろな働き方があるんだな、枠組みにとらわれる必要なんてないんだって気づかされたと同時に、流されるように「内定を取るための就活」しかしていなかったと痛感しました。それからは、人生のプロセスのひとつとして就活を楽しもう、結果として就職できない、あるいはしたいと思える企業に出会えなかったら、南の島に行こう!って、自由な考え方ができるようになったんです。

小林:それでソフィアに入社してくれたってことは、南の島より魅力的だったということかな(笑)。他にはどんな企業を受けたの?

川島:そうです、南の島よりソフィアって思ったんですよ!他もベンチャーを数社受けて、ゴリゴリ働いてこんなに稼げるようになりますよ、なんていう会社もあったんですけど、私が大切にしたかったことは収入ではなく、どんな人と一緒に働きたいかということだったんです。たくさん稼げるようになるにしても、その意味や重みをちゃんと理解した上でじゃないといやでした。最終的に5社から内定をもらったんですけど、他は断ってソフィアに決めました。

岡田:私も、就活のときに他社で「圧倒的裁量権」とか言われて、自分にはちょっとちがうって思ったのをおぼえています。ソフィアはそういう感じではないし、何より数値化せずにひとりの人間として良いところをちゃんと見てくれるのがいいなって思いました。

小林:ぼくは逆に稼ぎたい欲が強かったんだよね。「たくさん稼ぎたいです!」みたいなことを言って入社した記憶がある。「3年以内にどこに行っても通用するやつにしてやる」「30代で1000万円稼げる人間に絶対なれる」って言ってくれた女性上長が、仕事でもプライベートでもすごく楽しそうでかっこいいなって思った。そういう人と一緒に仕事をしたら必然的にそういう人になれて、稼げるようにもなれるかなって。だから正直、ソフィアが何をやっている会社かなんてよく知らないで入ったんだよね(笑)。

株式会社ソフィアの小林裕大

 

真の「安定」は、やっぱりどこでも通用する人間になること

小林:ところで2年前の記事を今読んでみてどう? 大櫛くんと岡田さんはまだ入社して間もなかったけど、このころと比べて自分の中で何か変わったこととか、成長の実感とかある?

大櫛:うわー、2年前、こんなこと言っていたんだ……恥ずかしい(苦笑)。このころはプレッシャーと自己嫌悪で楽しむ余裕がぜんぜんなかったですね。最近は、もちろん悩むことはまだまだありますが、大きく落ち込むことが減りました。「世の中に楽しい仕事はないかもしれないけれど、楽しく仕事することはできるよ」っていう社長の言葉で、自分なりに考えて行動できるようになったからだと思います。

株式会社ソフィアの大櫛直人

 
岡田:私は2年目までは、言われた作業をコツコツやることがほとんどだったけど、このままこういう感じで仕事を続けていくのかな、それでいいのかなってモヤモヤしていた時期もあって。だから3年目の今年は自分から手をあげて、今年はプロジェクトマネージャーとしてひとつプロジェクトを担当させてもらえることになったんです。大変なこともものすごく多いけど、ゼロから自分で考えたものを形にできる喜びは大きいですね。

大櫛:小林さんは今4年目ですよね。入社したときと比べてどうですか?

小林:そうだなぁ……今は仕事の進め方や自分の役割としてやるべきことが分かっているし、どこに行っても通用する人間になっている自信はそこそこあるかな。2年前の座談会で、本当の安定とは自分の能力を高めることっていう話が出ていたけど、それは今でも変わらずそう思っているよ。がむしゃらに頑張ればこれからも更にステップアップできるって信じているしね。
 

ベンチャーの苦悩「同期がいない」にはメリットもけっこうある

小林:川島さんは同期がいなくて淋しいって、やっぱり感じる?

川島:正直、淋しいです! 大手に入社した友達から、同期で飲みに行く話とか新人研修の話とか聞くと、うわ~楽しそうだな~いいな~ってやっぱり思っちゃいますよ。でも私、同期がいないからこそ友達のことを気にかけられる人間になれたところがあるんです。もともとすごく連絡不精だったのに、同じように同期がいない友達のことを大丈夫かなって心配して連絡するようになって。自分も同期がいないから大変さとか心細さが想像できるし、そういう話を共有したいっていうか。

岡田:それなんか分かるかも。大手に勤めていたら、外の友達とじゃなくて同期とのコミュニケーションだけで終わっちゃうんだろうな。

小林:あと、同期の間でしがちな仕事の話や相談なんかも、必然的に自分より先輩の人とすることになるから、同年代より上の視点で話をしてもらえるのも大きなメリットだよね。学べることがたくさんある。

岡田:何より「あの子、もうこんなにできるようになったんだ」とか変に比較したり焦ったりする必要がないのもベンチャーのいいところですよね。
 

一緒に働きたいのは「人間性がおもしろい人」。以上

川島:そんな先輩たちに質問! どんなことをハッピーに感じて日々仕事をしていますか?

小林:うーん、もちろん、毎日ハッピーというわけにはいかないけれど、プロジェクトを自分で進めるのはすごく楽しいね。大変であればあるほどうまく回ったときの達成感が大きい。最近はできる範囲が広がって「おれ、イケてんじゃん!」って思えることが増えてきた(笑)。前よりも任されることが増えたってことは、成長を認めてもらっているはずだし。だからとりあえずやってみようって、いろいろなプロジェクトに積極的に携わるようにしているよ。

岡田:私は、自分の書いたコピーをお客さんにかっこいいと言ってもらえたり、制作物に満足してもらえたり、おもしろい企画案を出せたりしたときかなぁ。大手の友達の話を聞くと、若手はなかなかそこまでさせてもらえないみたい。日々の中で喜怒哀楽をちょこちょこ感じられる。それだけでもソフィアで働いていて幸せって思いますね。

株式会社ソフィアの岡田耶万葉

 
大櫛:学生時代の友達や同年代の人としゃべっていて「ぼくの方がおもしろいことやっているな」と感じることもあります。同年代が滅多にできない、いい経験ができているなって。

小林:大手でもベンチャーでも悩みやつらいことはあるんだろうけど、ベンチャーの方が仕事の範囲が広いから、深く悩んだり壁にぶつかったりする時期が早く来るんじゃないかな。それがまたいいと思うけどね。

大櫛:小林さんとぼくは、圧倒的に成長したいとか稼ぎたいっていう欲が強くて、岡田さんと川島さんは自分のやりたいことや小さな幸せの積み重ねを重視している。求めていることや目的は違うけど、ソフィアはどんな働き方もかなえられる会社ですよね。

小林:確かにそうだね。やりたいことがあるならやればいいし、目指す働き方があるなら自分でやり方を考えればいいっていうスタンス。自立を尊重し、多様性を認めてくれる会社だと思う。

岡田:3年目になっても、ソフィアに入社を決めたときに感じた、人の良いところをちゃんと見てくれる会社という印象はそのままです。私もそうですけど、小林さんも大櫛くんも、人間性の部分で「この人、おもしろい!」って思える仲間と働きたいっていう視点で採用にかかわっていますよね。

小林:そうだね。会社は選んでもらう側でもあるのだから、ソフィアを好きになってもらうことが大事。興味を持ってくれてありがとうっていう気持ちで面接をさせてもらっているから、受けてくれる就活生にも肩の力を抜いて話してほしいな。

株式会社ソフィアの小林裕大と大櫛直人と岡田耶万葉

 

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株式会社ソフィア

プロデューサー

小林 裕大

調査、メディアコンテンツディレクション、イベント企画、運営を担当しています。一番の得意分野は進め方がわからない、やり方が決まっていないプロジェクトを伴走して推進していくことです。

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ディレクター・エディター

岡田 耶万葉

主に社内報や社内制作物の企画・編集を担当していますが、加えてライティング・ストーリー制作も得意です。演劇に携わった経験から、演劇の手法を使った研修・インターンシップなどのご提案もしています。

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事業開発部

大櫛 直人

営業・事業開発として、マーケティング活動による市場調査およびリードの獲得、新規・既存問わず顧客との面談・調査と情報提供・ヒアリング・課題整理・提案など、プロジェクト開始までの窓口業務を担当しています。

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