お客様インタビューvol.10
「未来志向の周年記念事業に エコラボ合同会社 創立50周年事業支援」

エコラボ合同会社
コーポレートコミュニケーションズ
マネジャー 登山美紀さん(写真中央)
株式会社 ソフィア
廣井和幸(写真左)
三上晃潤(写真右)
インタビュアー:岡田耶万葉
事例集をダウンロードする

インタビュー実施日:2020年2月7日

エコラボ合同会社の登山美紀さんと株式会社ソフィアの廣井和幸と三上晃潤

食品、ホスピタリティ、ヘルスケア、エネルギーおよび産業市場向けに、清潔な水、安全な食品、健康的な環境を届けるグローバル企業のエコラボ。その日本法人として、挑戦と成長を続けてきたエコラボジャパンは、2019年に創立50周年を迎えました。ソフィアでは、この50周年を記念する様々な施策の企画・実施を、ワンストップで支援しました。今回のインタビューでは、社員全員で盛り上げることを大切にしてきたご担当者、そしてソフィアのメンバーが、共に施策を進めたプロセスを振り返りました。

社員の心を動かす施策にしたい

あらためて、創立50周年事業の目的やコンセプトについて、教えていただけますか

登山さん
創立50周年という節目の機会を戦略的に活用して、社内コミュニケーションやインナーブランディングに結びつけたいという想いが第一にありました。周年記念事業というと、一般的には記念行事やパーティーの開催、広告出稿、社史編纂などが多いかと思いますが、BtoB企業である当社では社員をメインターゲットとし、一過性のイベントで終わらせるのではなく、社員と会社の結びつきを強め、社内コミュニケーションの活性化につながるような施策にしたいと考えました。

ターゲットと目的を明確にしたうえで、最終的に方向性として落とし込まれたのが「未来志向」「社員参加」「つながる」というコンセプトです。日本において、エコラボの社員やビジネスがどうあるべきかを考える「未来志向」をもつきっかけとなるもの、全員を巻き込める「社員参加型」のもの、社員と会社、人と人、イベントとイベントなど、何かと何かが「つながる」ことで、結びつきを強くすることができるもの、これらを企画の核として50周年にかかわるプランをまとめました。

どのような経緯で、ソフィアを知ったのでしょうか

登山さん
まずはアイコンとなる50周年ロゴを作りたいと考えていたのですが、それだけでなく、社内コミュニケーションの活性化につながる施策についても相談できる会社はないかとリサーチしていたところ、ソフィアさんのホームページにたどり着きました。そこで、ソフィアさんが大切にしていることや手がけてきたケーススタディを拝見し、詳しいお話をうかがいたいと思い、お問い合わせさせていただきました。
三上
それで後日、私が御社を訪ねて、登山さんに詳しくご要望をうかがったんですよね。
登山さん
はい、2018年8月頃でした。「まずは50周年ロゴの制作を最優先でお願いしたいのですが、そのほかにも、周年を基軸とした社内コミュニケーション施策も考えています。そのようなサポートをいただくことは可能でしょうか?」と、三上さんにご相談したんですよね。
三上
ロゴ制作はもちろんお受けできますので、費用やスケジュールなどをご説明しました。また、当社が手掛けてきたさまざまなインターナルコミュニケーションの事例などもご紹介したところ、いくつかの具体的なケースにご興味を持っていただき、最終的に「創立50周年事業の一連の施策をソフィアさんにお願いしたい」とのお返事をいただきました。

エコラボ合同会社の登山美紀さん

登山さん
限られたリソースの中で、周年事業として計画している複数の施策をいかに連動させ、効率的に展開していくかという点が大切であると考えていました。この創立50周年事業を成功させるためには、コンセプトに基づき、すべての施策をトータルで企画・実施することが不可欠でした。各プログラムの概要、イメージはありましたが、具体的に実行可能で有効な「仕掛け」を模索していました。

そこで三上さんに、実現させたいことのイメージをお伝えしたところ、記念誌やビデオ制作を通して社内コミュニケーションの活性化につなげるアイデアを事例なども交えてご紹介していただきました。また、ちょうどその頃、当社では社内コミュニケーションのデジタル化も課題になっていましたので、施策の中に「デジタル」を組み込みたいと相談したところ、50周年社内ポータルでOffice365のSharePoint Onlineをプラットフォームとして活用することや、社内SNSであるYammerを活用して社員を巻き込む企画を提案していただきました。

こうしてイメージが具体化していき、結果的には50周年ロゴの制作、SharePoint OnlineやTeamsといったデジタルアプリケーションを使った社内コミュニケーションの促進、一つのラグビーボールをチームからチームへ全部門全拠点をパスしてつなぐ「One Team」を表現したビデオ制作、そしてこれらすべての要素を取り入れて、社員の成長ストーリーや未来に向けたエコラボジャパンの想いをまとめた記念誌(デジタルブック)の作成などを実施することができました。

ラグビーボールが、各チームの想いをつなぐ

社内ではどのような形で、様々な施策を進めていったのでしょうか

登山さん
主要な事業部と管理部門から選出された代表者と私の5名で組織横断のワーキンググループを組成し、コアメンバーとなって施策を動かしていきました。主体はあくまでもワーキンググループと社員で、そこにソフィアさんに効果的に関わっていただいた形ですね。

社員のみなさんが登場するビデオのアイデアは、どのように考えたのですか

登山さん
「チームビデオ」については当初の計画を軌道修正する必要がありました。目的やコンセプトは変えることなく、実施方法を見直すことになり、ワーキンググループ内で話し合いましたが、ビデオ全体を通して一体感や一貫性を持たせるための仕掛け、ギミックなど撮影や編集の観点からどのように進めていけばよいか苦慮していました。そこで、ソフィアさんに相談したところ、すぐに参考となるアイデアを複数出していただきました。そこから「One Team」をテーマに、一つのラグビーボールに各拠点・事業部の目標や想いを書き込んで、そのボールをパスしてつないでいくという企画ができました。これは、「未来志向」「社員参加」「つながる」という、まさに創立50周年事業のコンセプトを反映したものになりました。「One Team」があれほどの社会現象となる前でしたので、先取りしていましたよね(笑)。
廣井
そうですね(笑)。当時は、「One Team」が流行語になるとは思ってもみませんでした。三上も含めて当社の中でアイデアを出し合った結果、「One Team」はもともとエコラボのチームのテーマでもあるし、ラグビーワールドカップも開催されるので、タイミングもいいのではと考えました。
登山さん
絵コンテの作成や撮影方法のレクチャーなど実行に必要な支援のほか、使用するラグビーボールについても細かいところまで考えていただきました。
廣井
あのラグビーボールは、イギリスから取り寄せました。日本で手に入るボールにはロゴが入っていたりして、メッセージを書くスペースが十分にあるものが見つからなかったんですよ。

記念誌はデジタルブックで、その中にビデオが埋め込まれていますが、冊子の記念誌も検討されたのでしょうか

登山さん
当初は冊子の記念誌を予定していました。デジタルブックに方向転換したのは、2019年9月に高田馬場から晴海への本社オフィスが移転することが決まったのがきっかけです。新オフィスはフリーアドレス制で個人の収納スペースが限られていること、ペーパーレス化を進めていたこと、グローバルでもデジタル化が戦略的に進められていることなどを踏まえ、印刷物ではなくデジタルを活用することにしました。また、本社以外の拠点(工場、研究所)や全国にいる営業社員への送付のことも考え、デジタルブックの採用を決めました。社員のご家族やOBの方々もご自宅のパソコンやスマートフォンで見ることができるので、使いやすく便利なツールだと思います。

記念誌の完成を以って創立50周年事業を一旦終えたということですが、社員の反応はいかがですか

登山さん
チームのみんなでビデオを観て、拍手喝采で盛り上がったという声を聞きましたね。自分たちも出演するなどして関わって、みんなの手で作ったものなので、愛着が湧いてくるのだと思います。それから、社内報と記念誌に社員の成長ストーリーを掲載したのですが、登場した社員の皆さんからもポジティブなコメントをもらいました。取材を依頼したときは遠慮がちで照れくさそうでしたが、「こんなふうに自分の仕事を取り上げてもらえて、本当にうれしい」と。それを聞いて、私自身もすごくうれしかったです。読み手を引き込む文章力の高さがあったから、素晴らしい内容になったのだと思います。
廣井
記念誌やビデオの制作を通して、渡邉社長をはじめ、登山さんやほかの社員の方々にお話をうかがう中で、私たちもエコラボさんのファンになっていきました。「こんな企業になってほしいな」という想いが、アイデアや文章に映し出されていったのだと思います。

ソフィアはワンストップで頼れるパートナー

次の50年に向けて、どのような点に注力していきたいとお考えですか

登山さん
エコラボジャパンのすべての社員が日々の仕事を通して、「水、食品安全、公衆衛生の技術とサービスのグローバルリーダーとして、人々と貴重な資源を守る」というエコラボの使命とビジョンを実現していることを誇りに思ってもらえるような会社でありたいと考えます。特に2020年はグローバルでの組織変更もあり、日本としてはさらなる成長に向けて、より一層One Teamでの取り組みを強化していくことが期待されています。

また、社内コミュニケーションについては、社員のエンゲージメント向上につながるような取り組みに注力していきたいと思います。特に、デジタル化の推進はチャレンジの一つです。コンテンツとしてのストーリーを大切にしながら、チャネルとしてデジタルアプリケーションをどのように社内で活用・浸透していくか、引き続きソフィアさんからご助言ご支援をいただきながら進めていきたいです。

最後に、ソフィアと一緒に創立50周年事業を進めてみてのご感想・ご意見を教えてください

登山さん
「少数精鋭」という言葉がぴったりくるイメージです。何か相談すると、いろいろな視点からアイデアや企画をいただき、それもこちらが意図していることに合うような事例紹介や提案をいただくことが多いと感じます。引き出しが多い、社内の連携が取れている、小回りがきく、フットワークのいい会社だと思います。それから、みなさんとても明るくて、課題解決に向けて前向きな提案をくださいます。「難しいです」とは、絶対に言わないですよね。
三上
ロゴとビデオの制作に関わらせていただいた竹内が、「頂くご要望は少なくはないけど、その背景にある理由を理論的に説明してくださるので勉強になるし、納得したうえで対応できるのでとてもやりやすい」と話していました。登山さんを含むみなさんのこだわりが伝わるからこそ、私たちもとことんサポートしたいと感じていました。
登山さん
注文の多いクライアントだったと思います(笑)。エコラボのブランドガイドラインやトーン&マナーは守りつつ、クオリティの高いものを作りたいという想いがあり、細かいところまでリクエストさせていただきました。結果的に、すべて納得のいくものになったので、本当に感謝しています。これからも“パートナー”としてワンストップでサポートしていただけるとありがたいですね。

(文:小笠原綾子 写真:宮坂恵津子)

関連サービス

事例集をダウンロードする

オンライン個別相談